続けざまに更新させていただきます。

こちらでも詳細を失礼致します。。

【企画LIVE】音楽八分目Presents「トーキョーワンダーグラウンド Vol.3」詳細 
http://hachibunme.doorblog.jp/archives/50580692.html



こちらではharinekoについて!

そういえばこのブログで取り上げるのは初めてだったので、改めて一からこのバンドの好きなところを文章化してみることにします。
好きで聴いているところから、具体的にこういうところに惹かれているんだよ!って言葉にしていくのはなかなか難しくて面白くて、ファンインタビューが続いていたのでこの感覚は久しぶりでした。
言葉に出来た気持ちと、言葉に出来ない気持ち、その入り混じりについて考えているうちに、harinekoの音楽にも近しい部分を感じました。

hrnk





harineko
はシンガーソングライターであるSaChiのソロプロジェクト。
このブログで取り上げるのは初めてなので、プロフィールの一部を引用させていただく。

2013年からシンガーソングライター SaChi のソロプロジェクトとして始動。
 
様々な要素を含む「ポップミュージック」を展望し、彼女自身が作詞、作曲、編曲も行う。奇想天外な楽曲構成や純粋なポップスなどその楽曲は幅広く、これまでに数多くのミュージシャンをバックメンバーに集い活動を行ってきた。


この「ポップミュージック」が一つのキーワード。
昨年7月にリリースされた音源『Sweet Sorrow.』からの一曲をここで!





憂いと瑞々しさが両立するヴォーカル。
お茶目な可愛らしさや何かを諦めたような達観に似た冷静さがフレーズによって様々なかたちで顔を出す。
一見して矛盾しているようだけど、例えば”楽しい”という感情の中にも色々な要因があるように、様々な表情が一曲の中に集まることによって、楽曲の感情が深まる。

そして彼女の歌をサポートするバンド隊とのバランス感覚が秀逸で大好きなのだ。
彼女の様々な感情を纏った歌がまわりまわってポップに響いてくるその存在感は、バンドのアンサンブルによって成せる妙技…!

そしてバンド隊の、フレキシブルに裏拍へカチリとはめてくるこの感じ。
この言葉の使い方も矛盾しているようだけど歌声に対しても矛盾という言葉を使った。


この二つの矛盾が何よりもリアルな人間味を醸し出す。
歌詞では説明しきれない感情と、バンドサウンドだけでは説明しきれない感情をそれぞれが補完しあって、そのまま楽曲の説得力に繋がってくる。


まわりまわってポップに響いてくる。と書いた。
ここで冒頭に引用したプロフィールの「ポップミュージック」について考える。
いわゆる耳を撫でるような聴き心地の良いポップミュージックとは違った趣きがあって、感情とアンサンブルの回り道を経て辿り着いた表現先こそがこの「ポップミュージック」。
この回り道の魅力こそが彼女たちにしかない武器だと思っている。


この言葉と音のアンサンブル、きっと会場で浴びることが出来たら、言葉にしきれない感情がより理解出来るのでは。その体験が今からすごく楽しみなのだ。


ちなみにバンドメンバーは、

Gt 松坂勇介(Lowtide)
B 松藤裕志(Rhycol.)
Dsとがしひろき(サンガツ)

という錚々たるメンバー。めちゃくちゃ嬉しい…!そして楽しみ!