一月中旬ですが、そんなの気にせず更新しますよ。
って書いてる時点で気にしてるんですけどそもそもわざわざこれクリックして読むような方がそんなのを気にするのか。

はい。
邦楽インディーズを中心に(メジャーも少し含む)、素敵なMVやsoundcloud上の音源を毎日ご紹介しておりましたタンブラー、Ongaku Wankosoba
突然の飲み会や突然の思い立ちで行ったライブなどで更新出来なかった日は次の日にまとめて更新したりと、なんとか昨年も滞ることなくやり切ったので、その振り返りの記事です。

先日、ベストディスクセレクションと銘打って昨年購入したアルバムやシングルのベストを更新しましたが、今回はそれのタンブラーバージョン。
昨年更新分の内、ひときわ印象的だった10曲を掲載させていただきます。

music_norinori_man


ちなみに昨年の更新は364本!あれ、一つどこかで抜けたんだな…。

・昨年「Ongaku Wankosoba」に掲載させていただいた楽曲に限ります。
・ご紹介は順不同です。




POLTA
「春が過ぎても」

 
 

早速ですが、昨年のベストメロディなるニッチな冠を被せるとしたら、間違いなくこの一曲!耳に残って離れないサビ。
いや、ほんと。何も知らない妻にこれを流しながら良さをこんこんと語るほど。

はーるーがすぎーてーも↓

と、憂いのある着地の後、

あー↑のー↑

をきっかけとする舞い上がりが最高に美しい。

そしてサビ終わりの引きの潔さも語っておきたいポイント。
サッとヴォーカル以外の音を省いてイントロのコーラスに繋げることによって、鮮やかに伏線回収をして二番に繋がっていく完璧な引き際!

引き際、といえばこの楽曲の3分という尺も物足りなさが残るニクい分数。
結局頭の中でサビが流れていることに気付いて、またこの曲を再生しているのだった。



センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンド
「Seaside Suicide feat.GOMESS」

 



タイトル通りの自殺を歌った曲…なのに! 

死体が上がらない海流
死にたい人にとっちゃバッチグー

 
とまさかの韻を踏んだり、サビ終わりの二番ではセンチメンタル岡田のラップで遺書を歌うという衝撃的な内容でありながら、そもそもラップにしちゃうというお茶目さによってたちまち緩和され、ポップソングとして開花する。
自身の父も自殺で無くしているという環境だからこそ、その闇を払拭するかのような最後の"死を笑え"という言葉が重さを持つ。

そして、コラボレーションで登場するGOMESSのラップは自殺に対するイメージをポジティブに変えてしまうほどだった。ほとんどの人が持っているであろう自殺へのネガティブなイメージを、まるっとひっくり返す力に涙すら浮かんでくる。



ティンカーベル初野
「祖父母の家行くとすたみな太郎くらいメシ出てくる」



  
ぱいぱいでか美のバンド形態、ぱいぱいぱいチームの元ベーシスト。ソロ活動に注力したいということで脱退を発表した後、公開したのがこの楽曲だった。
  
いやいやいやいや。タイトルやアーティスト名で侮るなかれ。
おじいちゃんちあるあるを懐かしさ漂うトランスミュージックに詰め込んだ微笑ましさ!
これはもう岡崎体育「MUSIC VIDEO」と同じベクトルで褒め称えたいものがある。

キャッチーというキーワードだけでここまで引っ張れるものか。
そして万人に通ずるわけもないのに「すたみな太郎」という言葉のチョイス!笑
(埼玉や東京あたりで展開するチェーン店。寿司も焼肉もデザートも食べ放題という恐ろしいポテンシャル)



ポップしなないで
「エレ樫」



YouTubeでチラッと聴いて、こうしてタンブラーやブログに書いたりするのには、やはり最後まで聴かせる魅力が重要で。
その点、個人的にはこの楽曲が昨年の筆頭だったと言える。完全なる一耳惚れ!
ユニット名も相まって、新時代のポップたるものを自らが更新していくような気概すらそこにある。
 
いきなり冒頭から吉幾三パロディでテンポ良く説明するなあらすじが、"セカイ系おしゃべりポップ"を自称する彼女たちの自己紹介にも感じる。
ふわりと舞うようなAメロ、男性コーラスも交えた軽快なBメロを超えてサビでぐっと広がる世界観! 
メロディごとにアレンジがころころ変化して、ヴォーカルもそれぞれで全く印象の異なる声質で歌う。このメロディたちが同じ楽曲内に共存しているというだけでも驚き!
 


鈴木実貴子ズ
「アンダーグラウンドでまってる」
 

 
以前このブログ自主企画でもご参加いただいた、名古屋のツーピースバンド。去年に引き続きのベスト選出。
いやはや、鈴木実貴子の歌が優しく刺さること…!
無責任なことを言うと、この歌がある限り、このバンドにはとにかく音楽を続けていってほしいと心から思う。 

映像作品としても素敵なのです。
いなくなってしまった誰かのことを歌っているのだけど、それがラストの桜の花びら二つというモチーフに全て凝縮されていて。映像全体の淡い色彩は振り返ってみると桜のうすピンクに似た優しさ。
儚くそして美しい。人の命もそれに対する思い出も。



ハートたち
「こーえんじ」

 

 
ラブの情熱をパンクに乗せて吐き出すシンガーソングライター、秋村充率いる"渋谷系パンクBAND"。
疾走感のあるギターロックもあったりする中で、突然公開されたこの楽曲を最初に聴いたときの衝撃は今でも色褪せない。

女のコと過ごした甘くて楽しい日々を慈しむような優しいヴォーカルは、ハートたちの他の楽曲と比べても異色な雰囲気を醸し出す。甘いのに爽やか。秋村さんそんな引き出しあったのね。歌い出しからしてきゅんとくるこの感じ。炭酸系清涼飲料水のCMが似合いそうな。 

あとね、彼らの映像でチョイスされる女の子はどなたもキュートなんですよ。これ結構大事。
ハートたちには可愛い女の子が使われるべき十分な意味がある。どの楽曲も風景は違えどとっておきのラブソングであることには変わりないのだから。



えんがわ
「おばんざいTOKYO」



宇佐蔵べに(あヴぁんだんど)とカイ(ex.BELLRING少女ハート)、そしてそこに石川浩司(パスカルズ ex.たま)も混ざった新時代ほのぼのアイドル。
 
若い日々を思い起こさせるような…みたいな楽曲はよくあるけど、えんがわに関してはさらに逆行して幼児に近付く。
物心つく前の子どもってとにかく自由奔放で幸せそうだよね。幸せという概念はもちろん無いだろうけど、思うままに行動する姿に、こちらが新たに気付かされることもあったりするはず。

好奇心の赴くまま手を出してみる。疲れたら何もしない。
大人になると意外と出来ない当たり前すぎることの大切さを気付かせてくれるよう。



片想い
「Party Kills Me(パーティに殺される!)」



このMVきっかけでアルバムも買ったのだけど、正直この一曲が抜群に良かったのでベストディスクセレクションよりもこちらの方で上げさせていただく。

あぁ、よく来ましたね。
さあ、踊っていきなさい。

ああ!音楽を通じた赦しだこれは。
教会の安心感。iPodで持ち運びできる懺悔室。

過激ともとれる歌詞が並ぶけれど、"君もそうだよ"という最後の一言こそ救い。

教育テレビお得意のパペットを用いた映像によって、思い切った歌詞でもやわらかく聞こえるという。
いや、逆か。こんな可愛らしい映像なのにこんなことを歌っているという。
関係ないけれど、この文章を書きながらハッチポッチステーションの動画巡りをしたりしていました。 



和田永
「エレクトロニコス・ファンタスティコス!~初合奏遭遇篇~」


 
 
最後は、今回のまとめ唯一のライブ映像というかドキュメンタリーというか。
Open Reel Ensembleの中心人物、和田永が手がけるプロジェクトを収めた映像。
もはや彼は音楽家というよりも音楽を表現の手段にした芸術家のような印象すら受ける。
 
もう使わなくなってしまったテレビや黒電話や換気扇などなどを楽器として蘇らせ、それらを演奏するパフォーマンスを取材したもの。
誰もが知ってる家電のあの姿はそのまんまに、全く別の使われ方をしているというのは好奇心がくすぐられるものがある。
過去の遺物であったはずのものが、不思議とどれも宇宙や未来を感じさせるようなサウンドで蘇るのも面白い。
 
万物に神が宿るとされる日本。
いくつもの家電を蘇らせた先に、人力百鬼夜行もといレトロフューチャーなエレクトリカルパレードを見ることが出来る未来もあるんじゃないか。
そんなん是非参加したいだろ!



以上10本でした。 

音楽が更新されていく限り、このタンブラーも進み続けますので、今年も引き続き宜しくお願い致します。

あ、直接関係ないのですが、今年からカテゴリとしてPVという言い方をしていたのですが、MVに変更しておきます。
プロモーションビデオって言葉、すっかり古い感じになっちゃいましたね。

それではまた!


ふじーよしたか(音楽八分目/Ongaku Wankosoba)
@fj_pg_yochi 
o.hachibunme@gmail.com