このブログとは別に、タンブラーを使って個人的にこれは!と思った邦楽インディーズのMVや音源を毎日22時半頃にアップしております。
「Ongaku Wankosoba」というサイトです。音楽八分目と合わせてよしなに。
http://o-wankosoba.tumblr.com/

というわけで年末恒例にしたい、「Ongaku Wankosoba」(以下わんこそば)からの年末ベストまとめ記事。

今年わんこそばに掲載させていただいた楽曲の中から、順位付け無しで10曲を選出して、掲載させていただきます。

昨年のベストを見ながら書き始めてみたけれど、昨年は10月から始めたのでまだまだわんこそば自体の投稿件数がたかが知れたものだった。
今回はばっちり一年分、自主企画当日以外はほぼ毎日更新させていただきました。
様々な事情で(大体が職場関係の突然の飲み会)その日に投稿できなかった分は、翌日にまとめて更新したりと、なんとか続いております。

そしてその投稿数なんと、359!我ながらアーカイブページがぎっしりと圧巻です。

ちなみに、去年は94曲からの選出でした。
【PV】 出張 Ongaku Wankosoba ベストセレクション 2014
http://hachibunme.doorblog.jp/archives/42069628.html


それではいざ!

!注意!
・今年「Ongaku Wankosoba」に掲載させていただいた楽曲に限ります。
・掲載のタイミングが今年だけれど、音源自体は今年のものではないものも中には。
・ご紹介は順不動。
・選別しましたが、我ながらめちゃくちゃです。



岡崎体育
「FRIENDS」




奈良在住。盆地テクノなる音楽ジャンルを自称し、ポップなテクノやゴリゴリのエレクトロなどDTMサウンドを縦横無尽に操る。
ブラックユーモアを交えた皮肉な楽曲と、一度見たら忘れられない衝撃のライブパフォーマンス!

カッコよくて、笑えて、全く泣けはしない。
ただただスカッとする後味と毒のある歌詞は炭酸強めの清涼飲料水みたいな。

こんなに口コミしたいアーティストは初めてです。
2016年は間違いなく彼が来ると確信しています。



僕のレテパシーズ
「17」



希代のシンガーソングライター、古宮大志(フルミヤヒロシ)率いるロックバンド。
何が希代かって、やはり彼にしか書けない歌詞が一因である。
公式HP(http://retepa.com/top/)には歌詞だけを列挙するページがあるのだけれど、詩として見られるような言葉の数々。

世界中の人からさ 死ねと言われた気がした 誰も殺してはくれないのに セブンティーン

切なくて、それでいて透けるような名バラード。
透けて見えるは少年の粗暴さと純粋さ。大胆かつ繊細ってたぶんこんなことを言うのだろう。
真っすぐな瞳で何も思わずに核心を突いてくる人ってたまにいる。
こういう人と学生の頃に出会っていたとしたら、自分はどんな人間に育ったのだろう。とふと考える。



入江陽
「仕事[feat.Yosio*O(JZDMS)]」



ネオソウル歌謡シンガーなんて呼ばれて、独自の世界観を突っ走るシンガーソングライター。
2015年1月のアルバム「仕事」からの楽曲。

歌い出しのインパクトたるや。声の持つ求心力が半端じゃないです。
そんな唯一無二の歌声に、このシュールな歌詞。笑
サビの「だけの仕事~~」は日常で使いたいくらいのキラーフレーズ。メロディの流れも綺麗なのに、このキラーフレーズ。



Magic,Drums & Love
「フシギ"TONIGHT"」



最近タンブラーに上げさせてもらったばっかりなのだけど、これは入れざるを得ないでしょ…。
ソウルフルな男女ツインボーカル、そしてコテコテのディスコサウンドがこんなに心地良いなんて!
音作りはコテコテながら、それがファンキーなグルーヴと力強い歌声によって化けること化けること。
そこかしこに入る賑やかな声ネタも聴きどころ。

今年結成されたばかりだけど、住所不定無職のメンバーが中心ということや、それを抜かしたとしても各々のキャラクター性も強いし、いい大人がハマってしまいそうな音楽性もあるし、来年あたりぐいっと売れてもいいんじゃないかなぁ。

先日早速初めてライブを見てみたのだけど、音源よりもはるかに熱量を帯びたパフォーマンスは凄まじいものだった。
これは来年も追います。



ザ・プーチンズ
「ナニコレ」




ロシアからの怪電波を受信する、謎の三人(?)組。
演劇じみたライブパフォーマンスだったり、テルミンを使ったバンドであったり、メンバーにはパペットが混ざっていたり、何かと話のネタに事欠かない彼らであるが、この曲はテルミンすら使わない。笑

この映像についての記事も書いているところなので、あーだこーだはそこで書きたいと思う。

とにかく一聴して、気に入ってもらえたら友達になりましょう。よかったら一緒にライブに行ってみましょう。

生きたいように生きろ!



里咲りさ
「シャイガール戦争」



アイドルグループ「少女閣下のインターナショナル」のメンバーをやりながら、同グループの運営(社長!)として活躍中の里咲りさ。
本人や少ナショに関して今年はテレビ出演を果たしたり、シングルからミニアルバムと立て続けにリリースしたりと傍から見ても良い加速度なのでは。

作詞作曲もなんと彼女自身。どのメロディをとっても、おっと思わせるフレーズがしっかりあって、気が付いたら耳に残ってる。この癖になる中毒性がたまらん。

映像に出演しているのは少ナショのメンバーである福円もち。本人じゃないのか!っていうところも戦略なのだろう。
接触したことはないので勝手なことを言いますが、ヤンデレっぽい可愛さが楽曲にぴったり。今度チェキ撮らせて下さい。



ゆるめるモ!
「id アイドル」



そして同じくアイドルグループからはゆるめるモ!のこの曲。
作詞作曲に後藤まりこが携わったこの楽曲は、目まぐるしい展開の中に、女のコの柔らかさと彼女たちの志の硬さを両方兼ね備えた美味しいとこどり。

ツイッターの自分のタイムラインにモ!好きが多く、そんなに良いのなら聴いてみるかと一聴してすっかりハマってしまった。
タンブラーにも書いたことだけれど、「〇〇なアイドル」とかいう定義付けありきな現状をゆるーく溶かしてくれそうな。ジャンル付けがナンセンスだなんだと言われているところに、じゃああたしたちどうですかー!と飛び込めるようなジャンルレスな楽曲ばかりで、どの音源でも驚かされる。


誰を推しにすべきか迷っている。


夕暮れの動物園
「アンサーソング」





ルーパー(でいいのかな)で遊びを入れる冒頭からして、ボーカルの方の手数に惹かれる。
そしてそこから展開される、レゲエとダブと動物園のごった煮サウンド!
エフェクティブなボーカルとドラムに終始目が離せなかった。
歌の乗せ方も独特であるし、裏声で口ずさむフレーズに妙に惹かれて、歌詞をもたないそのフレーズのまま収束していくのがなんだかもう最終的にはもはや言葉はいらないのかなと。動物的。

この映像は2014年のものながら、りんご音楽祭には今年も出演を果たした。
2015年版の同曲も上がっているので、聴き比べるのも楽しいかも。



鈴木実貴子ズ
「都心環状線」



今年の初め、1月に開催したブログ自主企画にご出演いただいた、名古屋の二人組バンド。
この音源も、その企画のときにライブ録音されたものだった。それにしてもなんて良い音質なんだ。

本音をそのまんま乗せた歌詞は独りよがりで終わるのか、ぐさりぐさりと共感するたびに胸を刺すのか。
どうしても人によってがらりと評価が変わってしまうものだけれど、僕はこの曲を自分の企画で初めて聴いて、ただただ泣いていた。
生きていく、生きている、という「生」をまざまざと感じたからだったように思う。そこには共感を超えて悲しさや喜びという感情を表す言葉は当てはまらず、圧倒されたという言葉が一番近い。
どっかの名言や格言なんかよりもこの人たちの音楽は人の心を動かすことの出来るものだと信じてやまない。



被写体X
「manatus」



シメは二年連続こちらで挙げさせていただく。女性ボーカルピアノトリオ。
たゆたうような歌声、それに寄り添う淡い男性コーラス、ぐっと引き込むような一番のサビ、その抑えをこれでもかと言わんばかりに解放させた二番のサビ。

去年は全く知らない状態で「メリーさん」という楽曲に衝撃を受けて、その曲をこのベストに挙げさせてもらったのだけど、色々ご縁が重なって、今年の7月に開催したブログ自主企画にもグランドピアノセットでご出演していただいたのだった。

現在はしれっと活動休止をしてるのだけど、きっとしれっと戻ってくるに違いない。
だってこんな名曲があるんだし!
また宜しくお願い致します。とこの場を借りて。



ということで以上10曲、ご紹介させていただきました。

わんこそばに関しては、一年と数か月、こんなインスタントな感覚で掲載しまくっていいのだろうか…と葛藤したときもありましたが、実際に一番これを活用しているのは自分であって、このタンブラーを軸にして聴いたこともなかった人の音源を買ったり、見たこともない人たちのライブに行ってみたりしたものでした。
無料で聴きまくってる分、お金を落として、ちゃんと発信していこうと。

毎日さくさく更新してしまう(もちろんそんな軽い意志は無いのだけれど)こういうスタイルに批判もあるかも知れませんが、これからも自分なりの言葉で少しでもインディーズバンドの素敵な音源が広まるお手伝いと、リスナーが面白い音楽生活を送るほんの些細なきっかけになればと思って続けていく所存です。

ひとまず今年のブログ更新はおしまいとさせていただき、今年の最初同様、新年一発目の記事に2015年の音源ベストを掲載するつもりです。


それではみなさま、よいお年を!


ふじーよしたか(音楽八分目/Ongaku Wankosoba)
@fj_pg_yochi
o.hachibunme@gmail.com