今回は当ブログ三度目となるインタビュー企画!

お相手は、9月10日に1stアルバム「かたち」をリリースしたばかりの、僕とモンスターです。

ライブで一目惚れしてしまってから、デモ音源のレコメンド記事を一つ書かせていただいたのですが、今回ご縁があってメンバーお二人にインタビューをさせていただくことになりました!

アコギとエレキの弾き語り。それでもこれがバンドであり、ロックなんだ。
あのACIDMANを輩出したNomadic Recordsからリリースする今作を通して、彼らの信念についてお訊ねしました。

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僕とモンスター
(左から)
し…島子勇一(Vo./Gt.)
ほ…ほし"おずま"なおき(Gt.)

 大阪出身の島子勇一と福島県南相馬出身のほし“おずま”なおきの二人組。
東京でそれぞれの音楽活動の中で出会い、2012年、僕とモンスターとしてバンド結成。
アコギをメインに切々と歌う場面も、時にアコースティックシューゲイザー的爆音も、
バンドのカラーとしてかつてない異彩を放つ。日常の生活と旅から生まれた鋭くも暖かい
描写が、心の隙間に染み入っていく。
今年、名古屋のサカエスプリングへの出演や、星の地元南相馬の朝日座で開催されたRock ok Song2014にも出演。ライブでの星の暴れ具合はハードコアバンド顔負けの暴走度。
東名阪と福島を中心に各地に出没し、涙と衝撃をお届け中。

http://bokumon.com/


ふ…ふじーよしたか(音楽八分目)




~今までのバンドではなかった感覚を味わえたような~


ふ  それでは早速、僕とモンスターのお二人のそもそも出会ったきっかけを教えていただきたいんですけれども、元々同じバンドをやられてたんですよね?


し そうですね。元々は僕と高校の同級生と一緒に東京で活動しておりまして。バンドを組もうとなってメンバー募集して来たのが、ほしくんだったんです。


ふ  そのバンドはどこかのタイミングで解散してしまうわけですよね


し そうですね。七年ちょいくらい活動して。解散というか活動休止っていう形に発表して。
で、それよりちょっと前に、メンバーの気持ちを聞こうと思って、メンバーを自宅に呼んで鍋パーティみたいな飲み会をしたんですよ。そこで、帰り道に二人で「スタジオ入るかー」みたいなすごい軽いノリで話しまして。
それで二人で入ったスタジオで、これでなんかおもろいこと出来そうやなという話になって。


ふ  最初から二人でやろうと思ってたんですか?


ほ 形態とかこだわらず。二人でいいやと。

し なんかあのーすごいね、そのスタジオが楽しくて。今までのバンドではなかった快感を味わったような。
繊細な音の絡め合い方というか。そこがすごい楽しいなと印象的に思って。そこから普通にこれいいなあ!って。
誰にも聴かせないまんま自分で一人で持っていた曲をその時聴かせて、それが『アルバム』っていう曲やったんですけど。それをやって、いいねぇ!って。


ふ  最初の段階から、今の僕とモンスターみたいな演奏だったんですか?


ほ 一番最初は…もっと大人しかったですね。笑
エフェクターも今の半分くらいで、歪みもそのときはオーバードライブだけで。初スタジオからすぐライブが決まっちゃって、持ち曲があんまり無かったですね。


ふ  前のバンドの曲は一切やらなかったんですか?


ほ いや、やりつつで。

し そのね、前のバンドの曲も、もしかしたらこの快感を味わえるんじゃないかと思って。


ふ  結局どうでした?


し いやもう全然違うアレンジで出来たし、そのアレンジを変えることがなんかすごい楽しくて。
バンドってごまかしができるというか…おっきい音に混ざって、うぁー!って叫んでたらいいというか、エレキをジャーン!ってやって暴れてるとか。もちろんミスったらだめですけど。笑
二人でやるとごまかしが一切出来ず、その一音一音を大事にせなあかんというその大切さを見つけだしたあとから、「この曲もやってみようや」って、やると、「じゃあこういうことも出来るんじゃあ…」と可能性も広がってきて。


ほ バンドではなんでこんなフレーズ入れたんだろうとか。


ふ  ふと我に返るというか。笑


ほ 若さ故の過ちじゃないですけどね。笑



~壊してみる芸術みたいなものがあるかも~


ふ  そう言えば初ライブのときから僕とモンスターという名前だったんですか?


し 名前は僕が決めたんですけども。元々は僕ともう一人邪悪な自分を音楽にしたいと思って。そういう感じでつけたんですけど、でもライブをやることで、お客さんの反応が変わってきて。
彼(ほし)も暴れてなかったんですよ。途中からすごい暴れ出して、客席に突っ込んで、汗をふりまき、お客さんが引いてる顔してる。笑
そういうのもおもしろいなと思ってるときに、お客さんから、「まさに僕とモンスターでしたね」って言われてなるほどってなって。そう言われればそうかと。笑
だからそれでいいやと。後付けみたいなんですけどね。


ふ  僕も最初に越谷のライブハウスで見たんですけど、やっぱり暴れてましたもんね。客席に飛び出してぐわーって弾きまくってて。笑
その一方で、ステージでは島子さんが淡々と弾いて歌っているというギャップにやられましたね。


し なんかお互いが好きなことが見えてるというか。
僕は歌うのが好き、彼は弾きながら暴れてエモくいくのが好き。それはお互いが二人でそういうバンドだって言い張ってやってますけど。


ふ  そのギャップがすごい好きで。あの日はお客さんもびっくりしていて、でもなによりも対バンのミュージシャンがすごく盛り上がっていたのが良くて。最高だなと。


ふ  後付けの意味合いで付けられた僕とモンスターの意味というのもありますが、元々は島子さんのパーソナルな部分から名付けられたバンド名ですよね。それはやっぱり今現在も歌詞とかに通ずるものとかってあったりするんでしょうか?


し いやー歌詞よりも音楽で、どのへんで暴れさせようとか、そういうのはありますね。


ふ  それはそういう自分自身の邪悪な部分だったり?


し ライブの中でどこでモンスター感を出そうかというのは曲を作りながら、音楽を作りながら考えたりはします。

ふ  バンド名に沿ったアレンジという感じでしょうか。


し 多少はそうなってると思います。たぶんこれが僕一人でやってたらこんな間奏長くいらんやろとか。笑


ほ スタジオでもたまにこれ歪ませたらどうなるだろうとか。


ふ  おずまさんの持ってくるエフェクティブな感じに自分の歌が合わさるのはどういった感覚なんですか?


し 壊してみる芸術みたいなのがあるかも知れないです。ここの歌詞もむちゃくちゃ聞こえんようにして、とか。それが面白かったりするんじゃないかなと。
綺麗なだけじゃなく、汚れた部分もあるから、らしさっていうのも出るんじゃないかなと。


ふ  ノイジーな側面。まさにモンスターですね…。


し だからなおきがね、こんないいヤツでも帰ったら盗撮してるかも知れないし。笑


ほ 完全にヤバいやつじゃないですか。笑


し 身なりからして。笑


ふ  身なりって!笑



~バンドっていうのは本当に憧れですよね~


ふ  歌詞とかメロディとかをお互いが合わせていく作業があるわけですよね。最初に島子さんが形を作ってくるわけですか?


し そうですね。


ふ  そこからおずまさんがアレンジしていく感じに。歌詞や元々のメロディからインスピレーションを受けて作っていく感じなんですかね。


ほ 曲によりけりで、なんとなくでメロディを作ってきて、それに合わせてギターをこんな感じかなってやるのもあれば、曲によっては俺始まりなのも。ほんとワンフレーズだけ持ってって、合わせて歌ってくれたりとかもします。


し 今回の「かたち」の中の『キャッチボール』っていう曲のフレーズ、二回目のイントロなんかは、好きなように弾いてって。俺それに合わせて曲つけるよって。


ほ 『ありがたみ』のイントロも俺が最初に作って。そしたらいきなりめっちゃいいメロディ乗せて。


し そやったっけ?


ふ  笑


ほ あれは多分二回のスタジオで完成したんじゃないかなぁ。


ふ  それはすごいスピードですね!二人だからそういうスピード感も出るんでしょうね。


し それは確かにありますね。






ふ  僕とモンスターって先ほどの話でもちらっと出てきましたけれど、バンドっていう名前というか形態にすごいこだわってるなと思って。
OTOTOYのインタビューhttp://ototoy.jp/feature/2014082805でも、デュオとかユニットじゃなくてバンドだって話をしていましたよね。
僕も最初見たときに形容するなら、二人組のギターユニットとかデュオとかいう言い方なり書き方をしちゃうと思うんですけど、でもバンドだぞっていう心があるわけですよね。どうしてそういう考えに至ったのだろうと。


ほ これは〈それでも世界が続くなら〉のシノさん(Vo./gt.篠塚将行)がライブを見てくれて、「お前らはバンドだよ」って言ってくれて。バンドでいいんだって思って。


ふ  バンドっていう言葉にすごい特別な感情をお持ちだと思うんですけど、どういうイメージなんでしょう?


し バンドっていうのは本当に憧れですよね。だから、見た目はフォークデュオみたいな感じになってますけど、その憧れを持って自分たちの言葉で形にできると思ったからバンドって言ってるのかなぁと。


ふ  バンドって名乗って活動なさっているのを見て、音楽的な意味じゃなくて、ロックだなと。聞きようによっては雑な形容になるかも知れませんが…。
ちょうどアルバムのラストにも『ロック』という一曲があるじゃないですか。それにも通ずるような。


し そうなんですよ。あの曲、いい曲ですよねぇ。


ふ  ほんとそうなんです!あの曲一分くらいですよね。どこかエンドロール的で。


し いやぁあの曲ええわぁ…。あれはね、最高とさあ行こうをかけてて、まぁ俺ららしくゆらゆら行こうという曲なんですけど。


ふ  さっきの話じゃないですけど、さっきのエレキじゃーん、ロック!みたいな感じとはまた違う、精神的なロックを感じて。その曲と、僕とモンスターは二人でこういう形態だけどバンドだって言っているのとすごい密接に結びついている感じがするんですよね。


し ありがとうございます。



~自分たちのかたちって何やろって思ったらバンドだった~


ふ  では、アルバムの話がちょうど出てきたので、そちらの方のお話に行かせていただきますね。
まず、ジャケットいいですね…!


し ありがとうございます!


ふ  ごちゃっとなってるんだけど色んなモチーフがあって。あれはどういう経緯で…?


し あれは僕のイメージなんです。まずレーベルから、都さんって人を紹介してもらって。そこから都さんと僕と二人で会って、僕のイメージを伝えて作ってもらったんですけども。


ふ  島子さんがその時にお話したイメージっていうのはどういったものだったんですか?


し 僕はいろんなものが混ざってきて、一つの円になるような。でもそれを円と言わず、なんか分からないけどそれが「かたち」だと。
でもこれは僕らに対しても言えることで、「二人でもバンドだ」って言うのとまた通じていたりと、いろんなことですね。
一枚の絵に色々なメッセージがあったり。
難しいことを言いましたけどね。それが絵になって。

本当に何回も直してくれたんですけど、僕多分彼氏やったら嫌われてるなって。笑
「いや、違う。もっといけるもっといける」ってめっちゃ細かく言って。四六時中、夜中でも連絡してましたからね。


ほ 三パターンくらいありましたよね。


し いや、本当はもっとあって。

ふ  それぞれ雰囲気が違う感じだったんですか?


し そうなんですよ。色が違ってたりとか、ごちゃごちゃの中の例えば時計とか果物があったり無かったりだとか。


ふ  「かたち」っていうのはひらがなですよね。それが色々な解釈ができると思うんですけど、まず「かたち」ってアルバム名にしようと思ったのは?


し 僕ですね。これOTOTOYでも言ったんですけど、落書きでもアートだったり、激しく歌ってもバラードだと言うように、二人でもバンドだと言えるような。人それぞれやけど、自分がそう思っていればいいっていう。
自分たちのかたちって何やろって思ったらバンドだった。それを伝えたくて、そういうタイトルにしました。


ふ  先ほどの「壊しても芸術」っていうのと似てますよね。自分がそうだと思えばそれが自分たちのかたちになるわけで、それがジャケットのごちゃごちゃしつつも統一感があるようなところとも繋がってくるなと思います。


ほ そう言えば9月10日、母親の誕生日なんですよ。たまたまなんですけどね。


ふ  おお、なんて親孝行もの!笑
そう言えば年齢問わず聞けそうですよね、僕とモンスターの曲って。


ほ 変に流行りにのっかっているわけじゃないですからね。


し この前ラジオ番組に出させてもらったんですけど、「どんな年齢層の方がライブに来ますか?」っていう質問があって、すげー迷って、「40代です!」って。笑
いわきだったら高校生だけど…三十代もくるかなーって。でも40代多いかなー。「40代です!」って。笑
「40代ですかー笑」って言われたけど。笑




~「コレ最高ですよねー!」って言いながら入れました~


ふ  ちなみにアルバムの収録が11曲で、結構詰め込んだのかなとも思うんですけど、選曲の理由とかってどういうものでした?


し 録るやつはある程度は決めてたんですけども、もう一曲、二曲増やせない?みたいなのをレーベルのオーナーから言われて。すげぇ美しくない話ですけど。笑
ほんとスタジオの中でそういうのが決まっていって。僕が「この曲いいですよ!」とかプレゼンするみたいな。笑


ふ  そんなやりとりが!笑


ほ とりあえず持ち曲を中途半端でも全部送って。


ふ  それはオーナーさんも含めて三人で決めていった感じなんですか。


ほ まあでも『ロック』はレーベルの人が覚えててくれて。


し 『ロック』とか入れるつもりじゃなかったんですよ、最初は。でも「あれ入れれば?」って言ってくれて。
よかったーと思って、「コレ最高ですよねー!」って言いながら入れました。笑
僕にとっては全部最高なんですけどね。


ふ  『ロック』僕もすごい好きで。ってこの曲の話ばっかですけど。笑
アルバム感がすごい出ますよね。普通の音源には多分入らないと思うんですよ、ああいうのって。それが入るのはアルバムならではというか。もちろんライブでも聴きたいですけどね。


し あの曲もね、どんな音にするかってのをオーナーと三人で話し合って。


ふ  三人なんですね!そこは!笑


し オーナーすごいんすよ!元々バンドをやってた人なんですけど、『ありがたみ』のコーラスとかもやってくれたりとか、色んなアレンジを考えてくれるっていう。笑


ふ  第三のメンバーじゃないですか。笑


ほ 『掃除』って曲のハモリのパートもオーナーで。笑  ずっと聴いてて、「これ歌える!」ってなってそれで。


し コーラスがズレるんですよ、こいつ(ほし)はー。笑
「普通のメロで例えばドーって歌ってるのに、ソ#くらいが聞こえてきて、どうやってこの音になってんの?っていう。笑
「ハモるなよ!」「ハモってません」「いや、ハモってるがな!」って。


ふ  もはや漫才じゃないっすか笑


し そのやり取りをずっとやりよる。笑


ふ  おずまさんは普段歌うパートじゃないですもんね?


ほ 歌わないですねー。でも以前組んでたバンドだったり、パンクバンドやってたときは歌ってました。
パンクバンドのときはほんと音圧が欲しいがためにやってて。重なればいいみたいな。


し アルバムの音源を再現するならコーラスをやってほしいんですけど、まぁもう多分やれるころには僕死んでるんやろなと。


ほ 笑


ふ  でもコーラスやるならマイクスタンド邪魔ですよね。笑  ひと演奏終わってぜーぜーするほど暴れるじゃないですか。


ほ 弾きながらそもそも歌えるかという。笑




~この人を幸せにしようと思って。笑~


ふ  音源化にあたって、お二人でアレンジとかを練り直したりとかもしたりしました?


し この音消して下さいだとか、そこで浮かんだことは全部積極的に言ってました。


ふ  アルバムのレコーディングを通して、結構成長した楽曲とかありましたか?


し ありますあります。『風船ガール』という曲は最後僕一人の歌だけになるんですけど、あれはね、楽器の音も入ってたんですけど、ミックスのときに消したんです。


ふ  そうなんですか!ミックスの時だなんてほんとギリギリじゃないですか。


し なんかほんまに、アルバムにする前はライブ感を出していこうだとか、そういう感じでやってたんですけど、だんだんね一曲一曲慎重になってきて。

ふ  OTOTOYのインタビューでも見ましたけれど、前の音源のときはそれこそライブ感を大切にしているというお話がありましたが、今回例えば『id』だったら打ち込みが入っていたりだとか…ギターも重ねてたりとかしてます?


ほ ギターはなるべくライブで再現できるようにはしているんですけど、『id』の最初のふぁんふぁん言ってるのとかはずっと付けっぱなしにしたりとかして。


ふ  変な話ライブとは別物になりつつあるわけじゃないですか。その辺のライブと音源の違いに関しては何か思うところってあるんでしょうか。

し 音源は音源でまた楽しみがあるんじゃないかなと。またそういうアルバムになりましたね。


ふ  前はライブをそのままパッケージングするような感じだったところから、今回の慎重さっていうのはレコーディングの中から心境の変化みたいなものが生まれてきたんでしょうか。


し レコーディングのときはほんと探り探りでした。っていうのは、僕らにレコーディングの知識があんまり無く。レーベルのオーナーがアレンジだとかもっとこうしたらああしたらっていうのをディレクションしてくれて。そこからそういうのも面白いなぁとなったり。
まぁ頑固になった部分も僕はありましたけれど。でも、自分だけの世界じゃなくて、聴いてる人もいるし、言ってくれる人の意見も大事にしてみようと今回思って。ミックス中だろうとコーラスを増やしたりとかもしました。
特に『id』の打ち込みの音は、レーベルのオーナーの案なんですよ。効果音を一つずつ聴きながら、これはどう?これはどう?って。


ふ  うわーすごい作業だ…。

ほ 本当に何百種類とある中から選んで。笑

し 途中でラーメン屋行きましたからね!笑 聴きすぎて、しんどくて。


ふ  精神的にやられますよね、それは。笑  「どん」だけひたすら聴いて…。


し 地獄。笑

ほ 気が滅入る作業でしたね。


し もうオーナーが疲れきって床で寝てたのを見ながら、この人を幸せにしようと思って。笑


ほ 普通投げ出すんじゃないかっていうくらいしんどい作業で。

その『id』の打ち込みのバスドラなんですけど、途中でクリック無しでどんどんテンポが速くなっていくところがあって、そこに合わせてバスドラを打つって作業をオーナーがやってて。


し なんかぶつぶつ言ってましたよ。笑  俺らその後ろでお菓子食べながら、「ちょっとズレてます!」とか言って。笑


ほ 最初は、どん、どん、どんって四つ打ちばっかりだったのが、それが途中で変わってって。どん、どどんとかにしたり。


し それはやっぱりアコギでリズム取ってますから、その入れてほしい場所っていうのがもっとこうしたらいいのにっていうのを言い過ぎて、オーナーがまず四つ打ちでやってたのを、今度二拍目と四拍目のウラとか、変えたりして。ほんといじめでしたね。笑
でもこれはちゃんといいものにするためやからっていう流れがあったから、言い合いながらもちゃんとやれました。







ふ  では最後にこのインタビューの見てくださった方々へ何かメッセージをいただけますでしょうか。


ほ たくさんバンドがいるなかで、興味をもってもらえたらそれだけで嬉しいですね。


し そうですねぇ。とりあえずありがとうとは言いたいですね。こんなバンドですけども、ぜひライブ会場に来ていただけたらなと思います。


ふ  何よりもやはりライブですよね。僕とモンスター感をより味わえるのは。
「かたち」のことや、僕とモンスターについて、より深く知るキッカケになれば良いなと思って企画させていただきましたが、こんな感じで終わりにしたいと思います。
本日は楽しくインタビューをさせてもらってありがとうございました!


し・ほ ありがとうございましたー!



いかがでしたでしょうか。
僕とモンスターの成り立ちから、レコーディングの秘話までお聞きすることが出来ましたが、やはり何よりも彼らのバンド感のお話が印象的でした。
自分たちがそうだと言えばそうなんだ。このインタビューの後、そのまま彼らのライブを見たのですが、バンド感というものをひしひしと感じました。

では、バンド感ってなんなんだろう。
個人的に彼らからそれを感じたのは、二人で目を合わせてニコニコしながら楽器を鳴らしている瞬間でした。
最高に楽しそうで、その刹那を最大限生きている感じがしたのです。


せっかくなので、最後に一つライブ映像を。
PVと同じ「id」という楽曲ですが、人の異なるステージングと、共通する温度の高まりはやはりライブならでは。
まさしくバンドしてるな!って思わせる映像があったのでぜひ。





どうですかこれ。生で観ていると、心の何かが増幅されて不思議と感動してしまうんです。
ぜひ、ライブ会場で。


僕とモンスター 「かたち」

ktt

収録曲
1、id
2、象のココロ
3、絆カンタービレ
4、掃除
5、キライナウタ
6、キャッチボール
7、ドラマ
8、風船ガール
9、ライオン
10、ありがたみ
11、ロック

発売日:2014年9月10日
価格:¥2000(税抜)
NO:DQC-1342
発売元:Nomadic Records