どうもスパムコメントにうまいこと見つかってしまったようなので、コメント欄削除させていただきました…。

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さて、本文。


最近、興味を惹いたものには純粋なアクションを起こそうと心がけているのだけれど、音楽に関してはその結果が過剰な視聴と過剰なジャケ買いに繋がっている。
反省はしていない。全く。


今回ご紹介する方々も、タワーレコード渋谷店にて魅力的な展開がされてあって、ついつい視聴してしまったのだけれど、おかげで良い出会いができたなと思う。
それにしても鮮やかで素敵なジャケット。

ksg




今回ご紹介させていただくのは、東京で活動する5人組バンド、カミイショータグループ
弾き語りスタイルで活動していたカミイショータという人物が結成したバンドで、2010年から高円寺のライブハウスを中心に活動しているという。

そして、2014年5月28日に1stアルバム「ROLL」をリリース!
これがとってもよかったのです。


そのまんまなバンド名からもにじみ出てくる実直さを音楽でも感じた。
このアルバムからPVがいくつかでているので、書きながら小出しにしていきたい。

まずは楽曲を聴かねばだろう。こちらはアルバム二曲目の「夢の島」







PVとしての内容はただひたすらメンバーが海で遊んでいるだけなのだけれど、とことん暗くなるまで過ごして、最後「帰ろっか」ってなるのがすごくいい。

楽曲は、爽やかで、でもどこか暗くて、不安げ。
キャッチーなサビもさることながら、個人的にはノイジーな中盤を抜けて光を掴みにいくような展開がとてもスカっとして好きです。(3:23~)

とっても素直な歌声で、決してテクニカルなわけじゃなく、自分という存在をただ真っすぐ伝えようとする姿勢をびしびしと感じる。
この感じがカミイショータグループっていう真っすぐなネーミングにも結びつくようで、どこか微笑ましい。
夢中になって遊ぶ映像もそんな雰囲気。子どものような真っすぐさ。


視聴したときは気づかなかったのだけれど、Key.あやのとのツインボーカルになる楽曲もある。
ちなみにこちらの楽曲は女性ボーカルのみ。



(楽曲は2:40~)

夢見がちでも許してほしいの
こんなことさえ言えないわたしなの



女性目線の可愛い歌詞であるけれど、これも含めて全て作詞・作曲はカミイショータ。
あなどれない振り幅だ。どういう恋愛をしているのかな。


アルバムには、こちらで紹介するPVでの音源以外にも、優しいピアノの導入からキャッチーなキーボードを経て始まる「ロケットに乗って」、少し足りないというちょうど良さをパンク調にまくし立てる「48%」や、自分の見た景色をただただ並べて嫌いな街をシンプルな弾き語りをベースにしっとりと歌う「高円寺」などなど、バンドの様々な表情を見せる楽曲ばかり。このアレンジの振り幅も見逃せないところ。



公式HPの紹介分には、

甘いような苦いようなポップチューンが詰め込まれた、12曲入り

とある。

恋人なり友人なりとの関わりの中で生まれる、甘くも苦くもある思い出を最終的にポップに還元されている楽曲ばかりで。とても聴き心地がよいのだ。
そう、人と人との関係性をすごく大切に歌っている印象がある。



同じく、紹介文には、

つれないあの娘に、そっけない彼に、わけもなくしょうもない自分に仕返しもできないあなたたちへ

という一文が。これとっても惹かれる文章だった。


このアルバムで個人的に一番好きな楽曲もそんなニュアンスを如実に表していた。
「ミラーボールブルー」という曲。
残念ながらPVはないのだけれど、だからこそ買って聴いてほしい一曲ではある。
ちょっと切なさのあるポップに、前述したツインボーカルが見事に絡み合う。


あなたが同じ気持ちでいないと
つぶれてしまいそうで朝を待った

愛してるって
言って言ってもっと言って、同じように


なんていじらしい歌詞なんだ。でも分かる。



アルバム最後は「ROLL」
アルバムタイトルの楽曲がこの位置で、しかもスタジオ一発録り、カミイショータ一人の弾き語りというこの音源。
この全体の展開にも、彼の真っすぐな部分が通じてくるような。

楽しいことなんかないけれど
そういえばつらいこともないよな


潔く、突き抜けるメロディ。
歌え、歌え、歌え!







分かっているような気分だったけど、改めて「roll」という言葉を辞書で調べると、その意味の多さに驚く。
つらつら並ぶ沢山の意味を見ているうちに、生きていくことそのものの意味とダブった。

歌詞のスタンスは数あれど、自身の生活を切り取って表現しているシンガーソングライターという職業が、この言葉を使うことにグッときている。
彼の作る歌詞には英語がほとんど見られないから尚更だ。


ごくごく普通に生きていても、結局真っすぐには進めず、回ったり、のたうったりしながら進んでいくんだろう。
もちろんそれはシンガーソングライターに限ったことではないからこそ、こうして共感してしまう自分がいるし、それはきっと先述した「しょうもない自分」を持っている人なら誰でも共感し得るものなのでは。

このアルバムを聴いたあと、この「しょうもない自分」とどう付き合っていくか。
肯定なのか否定なのかはたまたその間なのか、それとも全く違う感想か。
色んな人の意見を聞きたいなぁ。