グルーヴ・ポップって良い言葉だな!と彼らのプロフィールを見て思った。
語感がよくて検索をかけてみたら、電気グルーヴしか引っかからなかったよ!
この気持ち!



今回は、2MCのヒップホップバンド、スライディングが普通の歩き方というバンドについて。
アー写をご覧ください。総勢9人の鳴らす、グルーヴ・ポップ!


srd



かっちょいい音楽をやっているバンドがいたのです。

スライディングが普通の歩き方というバンドについて。

なんともややこしい名前だ。

一度聞いたら頭の隅で覚えちゃうようで、名前はどっかで見たことあるなぁと思ったら、今年の3月に六本木で3日間行われた、「みんなの戦艦」というフェスにも出演していた。
「向井秀徳アコースティック&エレクトリック」や「にせんねんもんだい」など、アンダーグラウンドで、一筋縄ではいかないような人達が集まったようなフェスだと思ってたのだけれど、そんな場に参加した彼らの音楽ははたして。




スライディングが普通の歩き方は、2MCスタイルのヒップホップスタイルに、にぎやかなバンドサウンドが合わさる。
通常よくあるバンド編成の、ギター、ベース、ドラムから、さらにシンセサイザーとサックスまで交えており、総勢9人となかなか大所帯。にぎやか。
あれ、人数合わなくない?と思ったらコーラスのみの人や、パート名が書いてない人までいる。
謎だ…。

何はともあれ早速音源だ。インパクトがあるのは名前だけじゃなかった!






エレクトリックなタヌキ!なんだこの歌詞!

一耳惚れしてしまった。ヒッピーっぽさのある怖いもの知らずな感じがすごくいい。
おちゃらけているような雰囲気がありつつも、緻密で緩急あるトラックは丹念に練り上げられており、実はめちゃくちゃ頭がいいのでは。
頭がいいと言うと、計算してふざけている感じがあるのだけれども、その計算も結局みんな(演奏者も観客も)が単純にノッたり、楽しんだりすることに帰結しているようで、心地いいのです。
二人のMCも、声のニュアンスだったり、人(キャラクター)としての雰囲気がメリハリあっていい。音源そのものよりもライブが楽しそう。




せっかくなのでもう一曲。
気になった方はこの音源もどうでしょう。




ヒップホップらしいミニマルなトラックをバンドサウンドで表現。
これこそがグルーヴ・ポップたる所以だと思うのだけれど、そこでひたすらしゃもじについて歌うシュールさ。

サウンドクラウドのページには歌詞もあるので合わせてぜひ。意外とエモーショナルっていうアンバランスさ!

これ、油断してるとぐるぐるしてる。この気づいたときに「もってかれてる」感覚。たまりませんね。


とにかくこの人達、カッコよくない?