音楽ふぁんもすなる年間べすとといふものを、当ぶろぐもしてみむとてするなり。


駆け込み感半端じゃないですが、今年のベストCDを個人的にまとめてみることにします。
よろしければお付き合い下さい。



!注意!

・私的メモも兼ねて、「今年、自分が購入したCD」を対象に選出しました。
「今年発売したCD」とは限りませんゆえ、あしからずー。

・邦楽に限りました。但し、インディーズ、メジャーは問いません。
とはいえ、ほとんどインディーズだったわけで。

・各アーティストにつき、一枚。

・シングルもアルバムもひっくるめます。






ほい、というわけで、順位をつけるなんて野暮なこともせず、ただただ淡々と並べていきます。
iPodにインポートした順なので、時系列順と言えばまぁ。
もちろんYouTubeもご一緒に。

15枚どーんとどうぞ!



クウチュウ戦 「プログレ」

pgr


当ブログの自主企画にも出演していただいた、本当の意味でのプログレバンド。
来場者特典で配布したインタビュー集より、Vo.リヨくんのお話を少し抜粋。

「『変拍子やってればプログレでしょ、俺らプログレッシブロックバンドだから。』みたいなバンドが確実にいるんですよ今の日本には。でも俺に言わせれば、それはプログレじゃなくてただの変拍子だと。やっぱ歌じゃないっすか、プログレって。」

歌心のある、という意味で、本当の意味でのプログレバンドと呼ばせていただきます。
どうもサウンドの方に耳がいってしまいがちなプログレというものを一枚。
今までプログレを誤解していたかもしれない。







見田村千晴 「I handle my handle」

mtm


今年は女性ソロアーティストの活躍が目立ったように思うけれども、彼女もその一人。
あっと言う間にメジャーに行ってしまったけれども、こちらはインディーズ時代の一枚。
ハッとさせられる歌詞と、気丈な可愛らしさ。強さといじらしさを垣間見て、まるで彼女の人柄を知ったようであった。
「愛がそこに無くても」を特に聴いていた。







壊れかけのテープレコーダーズ 「踊り場から、ずっと/羽があれば」

odb

元々サイケデリックなイメージが強かったけれど、このシングルを聴いて驚かされた。
こんな引き出しもあったのか!という驚きと、こんなにキャッチーになっているけど、壊れかけのサウンドだ!という驚き。
記事にも書いたのだけれど、その記事について、Vo.komoriさんから「いいとこついてるよ」と言われたときに感じた、褒め言葉にも聞こえるけど、まだまだだなと言われたような印象が今でもこのブログのモチベーションの一つ。







THEラブ人間 「SONGS」

son


呼吸する音が聴こえる。ノイズではなく、それは温度を演出していた。
温度を感じる歌が好きだ、と思っていたのだけれど、今作はサウンドにも温度が宿っていた。
というと、熱さばかりを想像しそうであるが、それよりもむしろ「bedside baby blue」の冷たさが際立ち、ざわざわした気持ち。







でんぱ組.inc 「W.W.D/冬へと走りだすお!」

wwd


個人的に、これ以前の楽曲はいかにもな電波ソングが多かったように思うのだけれど、この一枚は、大衆性と電波っぽさの程よいバランスがあった。大衆性っていうのはたぶんポップさとか聴きやすさとかそういう意味。
「冬へと走りだすお!」は季節問わず聴いていた、彼女たちの楽曲で一番好きな曲だったので、最近季節が追いついてきた感じがたまらない。
初めてアイドルにハマった、2013年。ふじーはピンキー推しです。







花掘レ 「SESSION PACK#1」


三兄弟のピアノトリオ。友達つながりでインタビューまがいなこともさせてもらった。
でも個人的な感情抜きで自分のiPodでこっそりと再生数を稼ぐ一枚。
三曲限りのデモ盤ながら、緩急ついた聴き所満載の楽曲。
小気味よく粒が並べられる、ピアノ、ベース、パーカッション。どれを何度聴いても面白い。







世界のきたの 「世界の収穫祭」

wki


活動休止中ながら、たまたまユニオンで見つけて好きになった一枚。
ハイトーンを多用するメロディづくりが独特で、裏声を駆使しながら歌われるメロディは優しくて温かい。
文学的な香りを漂わせる歌詞と合わさると、ひとたびどこか原風景にトリップしてしまいそう。
そしてその風景がジャケットにも表れているような印象。
久々にジャケ買いの楽しさを見出した。
活動再開を匂わせているのを見たのだけれど、本当にそれを心待ちにしている。








曽我部恵一 「曽我部恵一 BEST 2001-2013」

skb

なんだか聴く機会をすっかり逃してしまっていた、そかべさん。改めて聴くキッカケに出来たいい一枚。
「魔法のバスに乗って」を聴きまくるという当時のロック少年みたいな聴き方をしてしまった。「満員電車は走る」との不思議な対比も面白い。
弾き語りでは「ぼくたちの夏休み」が好き。心の端っこを掴まれる感じ。
つまりその後、「6月の歌」や「超越的漫画」から曽我部恵一を追うことになったのだけれど、もう何年も活動していながらも、新譜からは常に新しい感覚を与えられるというのはすごいことだ。







DJみそしるとMCごはん 「Mother's Food」

mtf


あっという間にメジャーになっちゃったね。サブカル女子という括りにうまいこと入っていったような印象だけれども、この一枚は本当に素晴らしい。
ゆるい歌声とゆるいトラックというスタンスはYouTubeからでも分かるけれども、ジャケットの作り方からこんなにワクワクした一枚は初めてだった。CDのあり方という概念をひょいっと飛び越えたお茶目なジャケット。
ラップで料理のレシピを届ける、「くいしんぼうHIPHOP」というコンセプトが存分に味わえる。







変装少年 「815の本/Blue」

815の本_Blue


これは夏の彼らの自主企画の際に買った一枚。
シングルカットされた二曲の良さもさることながら、ボーナストラック的に収録されているライブ音源まで含めて素晴らしい。グッドメロディとはこういうことかと思い知らされた。簡単に口ずさめて、身に染み入る歌詞。
彼らは先日、ワンマンライブを下北沢で行いそのまま解散となった。
一年の間に解散まで進んでしまうような、バンドのスタンスの変わり具合に驚きが隠せないけれど、このメロディを埋もれさせるのは非常にもったいない。
ぜひ何かしらの形で音楽を続けていってほしいなと、ひどくエゴの混じった感想。








the chef cooks me 「回転体」

ktt


なんか他の媒体でもベストに選ばれるのを見る気がする。
このバンドの多幸感は完全なるオリジナリティ。そのほがらかなサウンドにちらりと陰のある歌詞の対比が人間くさい。どの曲も味わい深く、捨て曲無しとはこのことか!と思い知らされた。
ほとんどこのバンドだけを目当てに、初めてフェスに行ったのもいい思い出。ひとりだったけど。
「適当な闇」のコーラスとホーン隊をそこで初めて聴いて、幸せ過ぎて泣きそうになった思い出。ひとりだったけど。







渡會将士 「I'm in Mars」

I'm in Mars


ロックバンドFoZZtoneのVo.渡會将士のソロアルバム。
前作「夕立ベッドイン」については、こちらの記事でも書かせていただいたのであるが、そこからの再録曲もリアレンジされて、よりブルージーでソウルフルなサウンドに。
この雰囲気は本家のバンドとは全くかけ離れていて、弾き語りの枠を超えた全く別のバンドのよう。
「新千歳空想」は歌詞もサウンドも文句なしのベストトラック。


(ちょっと気が引けるけど、転載動画)




フジロッ久(仮) 「ニューユタカ」

nyt


1stアルバム「コワレル」を発売してから。早二年。タワレコの新宿店ではロングヒットしているような展開を見せていたけれど、ついに待望のニューアルバム。
ひたすら激しいパンクロックのイメージが強かったのだけれど、優しくしなやかでポップなサウンドに様変わり。
でも、彼らの強いメッセージ性は変わりなく、変化こそすれど、正統進化を感じた。





TWIMY 「暇人と音楽的美少女」

twimy

彼女達は、2013年現在、一番面白いインディーズバンドであると思っている。
様々な経緯は公式HPだったり、こちらの記事だったりを参照してもらえれば。
紆余曲折を経てもなお、売れたいという純粋な思いと、それに比例するように弾き語りになって輝きを増したように聴こえる楽曲群が魅力的。
12月に路上ライブを水戸駅で初めて行ったかと思いきや、24日には東京渋谷の354CLUBというバーでワンマンを行ってしまう加速度。
インターネットでの話題性から、実際のライブにて実力が試されるようになったこれから、本当の意味でのバンドの力が試されるのでは。
この一枚を聴いて伸びしろばかりの部分もあるけれど、大丈夫なんじゃないかと思わされた。







大森靖子「絶対少女」

zts


一枚に様々なサウンドが散りばめられていて、そのどれも弾き語りのライブでは聴くことの出来ないようなアレンジっぷり。
普段の弾き語りで聴いている楽曲群が、素材となって、一流のシェフたちに色々な味付けで料理されているようなイメージ。やはり素材がよくなければ美味しい料理にはならないし、そんな料理に出来るんだ!と驚きの連続。
もう先日書いたばかりなので、今更書くことはないけれど、彼女の2013年も驚きの連続であった。大人のチカラを上手いこと使って(褒め言葉)、様々なステージに立っていた。
常にサプライズを提供してくれる流れがあったけれど、2014年は果たしてどこまで行ってしまうのだろう。






絞って絞って、15枚でした。
10枚にしたい気持ちもありましたが、これ以上はちょっと。

2013年はブログの自主企画を新代田FEVERという非常に大きな舞台でやらせていただいたことが、一番のトピックスでありました。
来年もまたちょっとした企画が出来ればと考えておりますので、その際はぜひ。

ライブハウスでお会いしましょう。
それでは、よいお年を!


ふじーよしたか
@fj_pg_yochi