前回の記事「五目ご飯」でもPVを紹介させていただいた。

HIPHOPのリリックはお料理のレシピ、お料理の楽しさ面白さを音楽を通じて伝える、「くいしんぼうHIPHOP」というスタイルを自称する彼女のアルバムが発売!



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前回でも紹介したとおり、DJみそしるとMCごはんというユニット名ながらメンバーは女のコ一人。
ゆるい歌声、ゆるいトラックそのままに、6曲入りでボリューム感たっぷりの一枚。
そんな雰囲気はPVにも凝縮されている。早速一曲。


 


「スクランブルエッグ」





NHKで放映されていた名番組「つくってあそぼ」のオープニングを彷彿とさせるこのDIYな感じ!
歌声やらつぶやきやらと合わさって、アットホームでほんわかする雰囲気。あったかいお料理を彷彿とさせる朗らかさがたまりません。
DIYというよりも手作り感と言ったほうが語感が優しくて似合うかな。
 

これがアルバムの一曲目。
それにしても「HIPHOPでお料理の作り方を歌う」という彼女のスタイルで、一曲目が「スクランブルエッグ」とは!笑



簡単に作れるものはそれこそ「スクランブルエッグ」くらい。
他の楽曲では一手間かけて食べたいお料理が揃っている。
せっかくなのでPVと一緒に。


「ピーマンの肉詰め」





ときどき顔をのぞかせる本音のようなキュートなつぶやきにニヤリとしつつも、意外と切れ味ある押韻にびっくり。

そうそう、手作りと言えば、プロフィールをここで少し拝借。


「おいしいものは人類の奇跡だ!」をモットーに、トラック、リリック、アートワーク、Music Videoなど全てを自ら制作し、料理と音楽の新たな楽しみ方を提案する、超自家製ラッパー。


楽曲はもちろん、なんとアートワークからPVまで全て彼女の手作りであった。


お料理も手作りが一番!
楽曲制作から他のビジュアル面まで含めて彼女が手がけているというのは、なんだかその料理に通ずる手作り感を大切に貫いているようで嬉しい。
そういえばこのアルバム名は「Mother’s Food」であった。
手間暇かけて、作られたものにはやっぱり愛情が宿るもの。そこに込められた時間なりアイデアなりから出てくる愛情が、彼女の楽曲やPVの雰囲気に宿る温かさに通じているのでは。それはまさにおふくろの味。



「白和え」





スローフードという言葉がある。
ファストフードの対義語かと思ったらどうやら違うらしい。

その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、または、その食品自体をさす言葉であり、大きな定義が3つ。


1.守る:消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、
ワイン(酒)を守る。

2.教える:子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。

3.支える:質のよい素材を提供する小生産者を守る。

(スローフード:wikipediaより)


なんだか大げさな話題になっているけれど、この精神にも通ずるような活動っぷりを感じる。

おふくろの味というのは誰かが継承しないとそこで終わってしまう。
それこそ母親と一緒に食卓に立ってあーだこーだ言いながらお味噌汁を作るのも立派な継承の一つであると思うのだけれど、彼女のこの音楽にはそんな些細な継承にも通ずるちょっぴり深い大切さもこもっているようである。

最近では大きなフェスやらイベントやらに引っ張りだこのようで、ますます活動を大きく広げていく彼女。
インターネットやラジオでもじわりじわりと広がっているようで、なんだかあっという間に一つのムーブメントになりそう。



おまけに、このCDのジャケット(というかなんというか)が非常に可愛い!
お茶目なギミックたっぷりで、ただのCDと歌詞カードからはかけ離れた作り。
まさに音楽とお料理の融合!
こればっかりはぜひ購入して確認していただきたい。


彼女のコンセプトに沿って、あんまり料理とかやらない自分が、ひたすら一つの楽曲を聴いて料理作ってみる企画も面白そうなので、一回やってみたいと思っております。