今回は、自主企画に出演してくださる、アユイロメガネの前身バンド「イロメガネ」の1stデモについて。

前回、ライブ動画に関しての記事で彼女の今をご紹介したが、バンドでの正式な音源は現在これだけ。
ただこれが今回声をかけさせてもらった、大きなキッカケにもなった一枚。



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まさに自分はこの一枚から、イロメガネ、ひいてはアユイロメガネのファンとなった。
ので、レコメンド!

三曲入りのすべてが珠玉。




「思春期」

きっと彼女がエモーショナルだと言われる所以の一曲。
バラード調ではあるが、しっとりとしたピアノの弾き語りで歌うAメロから、バンドサウンドも加わって壮大なアレンジとなったサビまで、熱量の差が聴き所。
淡い思い出とともに描かれる、赤裸々とも聞こえるような歌詞も魅力的。


自意識、強すぎたら、恥もかけなくなっちゃうのかしら。

・・・
自己愛、強すぎたら、プライドだけ育っちゃうのかしら。




「屋台でお菓子」

一転して、ピアノのリフとパーカッションのリズムがお祭り感を演出するにぎやかな楽曲。
屋台の立ち並ぶような熱気のある雰囲気になんだか懐かしさを感じつつも、夜祭の危うさも含んだ、ちょっと火遊び感も匂う。
このピアノリフにゆるーく踊らされつつも、感情の爆発するような一面も見逃せない。






「なによりも、へいおんを!」

最近のライブでもほとんど欠かさず披露されている、代表曲の一つ。
サビの、なによりも、へいおんを!のリフレインが気持ちいい。
平熱のコーラスとどんどん熱を帯びていくボーカルの差がギャップとなって惹きこまれる。
こちらも「思春期」同様、まるで自己紹介かと思うくらい、自分自身をさらけ出すか歌詞。


なもんで、私は哀れな大人になって、可愛くもかっこよくもなれもしないままで、恋愛こそなんとか、出来てはいても。

音源の話からはそれてしまうけれど、この歌詞をライブハウスのステージ上で歌っている、その空間にぐっとくるものをいつも感じている。このぐっとくる感じというのもエモーショナルという言葉で当てはまってしまうのかもしれないけれど。

ダメダメに育っちゃって、でもなんとか生きてる。
だいたいの人はそうなんじゃないかな。


これもライブ動画を。








企画詳細の記事にも書いたけれども、三曲ともそれぞれキャラクターの異なる楽曲による、変幻自在さ。
不思議と共感してしまうような歌詞。そしてそこに潜在する美しいメロディの数々。
歌のメロディはもちろん、宅録スタイルゆえか、ピアノやらキーボードやらの鍵盤の使い方が秀逸。

それとこの音楽性独特の温度感のギャップ。「思春期」のところでも書いたが、これは今回の三曲のどれにも当てはまる部分がある。
バンドサウンドの熱量、歌声の熱量、緊張と緩和をうまく使って演出されるこのギャップはもはや彼女らしいとまで言ってもいいだろう。


もちろん、今回ここで紹介した三曲とも、現在アユイロメガネ名義のライブでも演奏されている。
ご興味を持たれた方は企画当日、ライブ会場で購入するもよし、事前に買って予習するもよし。


そして、アユイロメガネ名義での音源も制作中らしい…。
発売日や収録曲など詳細は不明ながら、この音源からどう変化しているかも楽しみです。