ツイッターを中心に密かに話題をさらっているこのバンド。
中学生一年生(!)のガールズスリーピースバンド。

謎の多い彼女たちの音楽に対して好き勝手考えてみた。




今回はTWIMYという3ピースバンドの音源をレコメンド。
といっても、特殊な出自のこのバンド。まずはそこからご紹介したい。


まずは、どこぞから見つけたプロフィールを拝借。

TWIMY( ついみー )は世界初の炎上ツイッターバンドです。
メンバーは女子中学生です。今日もどこかで炎上してるかもしれない、そんなバンドです。



なんと全員中学一年生の同級生らしい。
Vo.Gt.担当の川井沙織(@saori_TWIMY)のプロフィールには、


「中1女子。3ピースガールズバンドTWIMYのボーカル。現在、絶賛不登校中!このクッソつまらない日本の音楽シーンを私が変えてみせる!」



クッソつまらない日本の音楽シーンに殴りこみをかけてきた新しい風。

特定のHPを持たず、活動は全てTwitterを通し、新曲はYouTubeにアップ。
無料で情報を全世界にばら撒くことのできる、インターネットのおいしいところを上手いこと使っているし、現にその活動内容に興味を持たせ、音源へのアプローチに繋いでいる。(自分もまさにその一人。)
中学一年生であるとか同級生三人組であるとか、そういう要素もはらんでひっそりとネット上で話題になっていた。


そんな彼女たちの二曲目がコチラ。
「RICKENBACKER」






ゆるく柔らかな声に、シンプルなドラミングとベースの動き。ギターの響きに「lalala...」と繰り返されるコーラスがなんだかドリーミー。
あどけなさも感じるような歌声と演奏ではあるが、そんなサウンドで歌われる歌詞がなんだか痛い。

音楽の道へ進んだ「お兄ちゃん」を描いた歌であるが、現実の残酷さが突き刺さる。
詳細な歌詞は実際に見てもらえば分かるけれども、言葉の一つ一つの使い方が大人びている。


幾千のはりぼて

握手券のことばっか

閉ざされた田舎

きょうに帰る鍵穴



どこかネガティブな言葉が散りばめられていて、不満を持って悶々としている姿が目に浮かぶようであるし、クッソつまらない日本の音楽シーンと言って、こういう歌詞を書いている姿に、どこかパンク精神を感じる。
ボーカルのTwitterアカウントに、絶賛不登校中!とも書いているし、音楽シーンやら自身の周りやら、満足の出来る環境があまり無さそうで、それがこのネガティブさに繋がっているのだろうか。



ドリーミーとも言ったが、夢のような心地よさというものとはまったく別の、現実にぶち当たったときの喪失感を感じさせられた。心が空っぽという状態とすればある意味同じような印象にもなるので、ドリーミーという言葉が浮かんだのかも知れない。


これが彼女らのまだ二曲目。
この記事を書き上げた数十分後に新曲「TODAY(Before The Dawn)」がアップされていた。
一曲目「People's Life」でもあったような韻を踏んだややラップ調の一曲。ただ中古で購入したというシンセのストリングスや、一辺倒になりすぎないアレンジが光り、着実に成長をしていっているよう。



中高生の心を盗まなくちゃ、日本の音楽シーンなんて変えられない。
ともツイートしていたボーカル。
インターネットの活用によって、「大人たち」に注目され始めているようであるが(先日ラジオで音源も流れたらしい)、その大人たちが良いと言って、中高生に下りてくるような音楽は好きじゃなさそう。


中学生の彼女から、中高生から、変えていった音楽シーンっていうものはちょっと想像つかなくて、それでいてめちゃくちゃ楽しそうだなぁとふと思う。革命とはこんなことを言うのだろうか。そうしたら、彼女たちは革命の第一人者なのかも知れない。