大きな舞台でワンマンライブを控えた、期待の女性シンガーソングライター。
前向きに進む力をくれる、芯のある歌声と音楽をライブ動画でレコメンド。



少し前の動画と曲になりますが、とっても大好きなものなのでご紹介。
ライブ映像なのでPVという括りが正しいのかどうかとかうんぬん的な問題はまぁとりあえずいいんじゃないっすか。
「始まり」という楽曲。







見田村千晴(みたむらちはる)さんというシンガーソングライター。

2007年からソロでの音楽活動を初め、2011年にタワーレコード主催で開催されたオーディションで準グランプリを獲
得。
ちょうどそのオーディションが始まったときに知り、その時にシングルとしてリリースされていた音源がこの「始まり」。
YouTubeの映像とは異なり、CD音源ではしっとりとしたピアノの弾き語りがベースに。ライブとはまた違うしっとりとした魅力がたまりません。
ソウルフルな一面もある強くてしなやかな歌声と、気持ちのいいメロディラインが相性ばっちり。


なんといってもこの曲はサビの美しさ。歌詞もメロディもコード感も素敵。


震える君の手を取って 見せたいんだ あの朝焼けを 世界の始まりを さあ出かけよう


忘れなくてもいいよ ただ前を 向いてれば 世界は始まるよ そう大丈夫



それぞれ一番と二番のサビの歌詞。
グローバルな文字通りの「世界」から、一転してパーソナルな「世界」を歌っているところにハッとなります。
どちらも世界の始まりを歌っている共通点とはいえ、この視点の変え方には脱帽です。

あまりにも神々しい朝焼けからは、ときに罪悪感を喚起させられもするが、ときに無常の祝福にも感じることができる。
その差は、ポジティブかネガティブか、どちらの思いで朝を迎えるかということであると思うのだけれど、この曲からは祝福のような朝焼けを感じます。
それだけのポジティブさを秘めているのとともに、進んでいくことの痛みへの覚悟も一緒に感じられるのはきっと力強いボーカルであるからこそかと。


しばらくチェックしてなかったけれども、昨年2枚もアルバムも発売し、今年の2月には渋谷のDUOでワンマンライブも企画されているらしい。
ソロシンガーというのは編成によっていろんな楽曲の変化も期待できるし、ライブも同じくそのとき次第で大きく変わっていく。ライブ映像のアコースティック感も素敵ですが、きっとワンマンは豪華なセッティングできっとパワフルな音楽になるのでしょう。これは一度しっかり見ておきたいです。
また改めて今年も追いたいアーティストとして、ご紹介させていただきました